不揃いのクリスタル

石に興味が無かったわけではないけれど、決して安いものでもないし、「買いたい!」と思えるものとなかなか巡り合えなかったので、ずっと石とは縁がないまま過ごしていた。それが昨年、マウイからやって来たクリスタルマン(と私たちが呼んでいるだけなのだけど)が日本に運び込んできたたくさんの石を見た時に、本当に初めて「ああ、これは買いたい」と思える石たちに出会ったのだ。クリスタルマンが持つ子供のような好奇心と豊かな感受性そのままに、彼の石たちも何のてらいも無く素直で、そして静かに佇んでいた。一度手にしたらもう離せなくなってしまって、その時に手に入れたレムリアとアメトリンは、それから私がセッションを始めるに当たって、たくさんのサポートをしてくれたように思う。

ところで、彼のキャラクターですっかり忘れていたのだけれど、彼は日本にいる間にちゃんとお仕事をしていた。つまり、彼の持ってきた石たちをあちこちのお店に売りに歩いていたのだ。そしてあるお店にレムリアを見せた時の話を後から人伝に聞いたのだけど、その話を聞いた時には私の胸も痛んだ。

そのお店ではレムリアを手にし、「これと同じ長さのものを全部で10本(?)欲しい」と言われたようで、後で彼は「石をちっとも分かっていない」と呟いていたらしい。レムリアは自然に出来た形そのままで存在し、規格品のように揃ったものなど存在しないのに。

言葉の壁もあったのかもしれないけれど、それでも私たちはきれいに揃ったものを求めすぎるのかもしれない。

とは言え、彼は一人で訪れた京都で道行く人々に親切にしてもらったらしく、「なんて日本はいい国なんだ!」と感激していたようなので、日本人として少しほっとしたりしている。

そんなクリスタルマンがまたもや来日する。前回密かにお願いしていた石を持ってきてもらう予定なので、今から楽しみにしている私なのだ。
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by sweetflowers | 2006-03-26 18:03 | 日々のあれこれ
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