練習すること

先日何気なく付けたテレビで、ダンスの下手な芸能人が5日間でダンスユニットの踊りを踊れるように挑戦すると言う企画を行っていました。挑戦した芸能人の中で、ある50歳台の役者さんが、仕事の合間を縫っての個人練習中に、先生に「上手くなる秘訣ってないんでしょうか?練習するしかないんですかねぇ」とふと漏らしていたのです。頷く先生に「そうですよねぇ、お芝居だって一緒だものな。練習するしかないんだもの。練習を積み重ねるから、本番であがらないんだもの」というようなことを話された時、ああ、ほんとそうだよな、と思ったのです。

というのは、私が以前PCのインストラクターをしていた時のこと。もともと人前に出るのは苦手であった私にとって、人前で教えるなんて本当にどきどきもの。特に初めて教える内容については、何日も前からテキストとにらめっこしつつ、本番のときと同じようにPCを操作して、そして「ああ、ここで書いてある通りに操作させると混乱しちゃうから、こうやって操作させた方がいいな」とか「ここではこんな図を書いて説明しよう」とか自分なりの説明ストーリーを練っていきました。(初物が複数揃った時など、数人でぶつぶつ言ったりしていて、ちょっと怪しいオフィスとなったりしてました。そう言えば。)

更に小心者の私は「こんなこと聞かれたら困るし」と(なにせその日顔を合わせる迄どんなレベルの方が来るかは分からない訳ですから)実際に教えないレベルのことまでメモし、いつも私が使うテキストには書き込みがぎっしり。(お陰で同じグループの方々からは重宝がられましたが、余分なものもあったと言えばあった・・・)

それは決して要領の良いやり方ではなく、時間もかかる方法でしたが、とにかく自分が自信を持っていらした方々の前に立つには、そうするしかなかったのです。そうしないと恐怖心から舞い上がって、出来ることでさえ出来なくなってしまうんですね。

多分、どんな方でも何かを積み上げて日々過ごし、そうして積み上がった天辺だけがやっと表に出てくるのではないかと思います。それは人目を惹くほど大きなもののあれば、一見見過ごしてしまいそうな小さな出来事まで色々あります。でもそこに見えるまでには、確実に何かが積み上がっているのだと思うと、今自分が手にしている様々なものはやはり大切にしていかなければと、感じたりしています。

ちなみにその俳優さん。最後には参加者の中でも一番ハードなダンスを披露し、見事拍手喝采を浴びていたのですよ。
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by sweetflowers | 2007-05-02 12:06 | 日々のあれこれ | Trackback | Comments(0)
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