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緑溢れるマント

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インテンシブ・セミナー期間中、最後のカリキュラムとして自分の好きな花を選び、その花を絵を描き、花から感じ取ったメッセージ(アファメーション)をその絵に添える、という時間があります。

皆が各々その課題に取り組む中、私も紙と数本の色鉛筆を手にし、ある場所へと向かっていきました。

そこは素焼きの花びら状の石の上を八の字に水が駆け巡る、敷地内に造られた小さな池の傍らでした。毎朝その池をぐるりと囲み、その日の植物観察が始まる場所でもありました。

そこにいつも存在していたレディスマントルを描こうと、天気の良い午後の光の下、地べたに座りじっと観察を始めます。

花を描くということは、その花の有り様を隅々まで観察することでもあります。カリフォルニアの青い空から注がれる太陽の光は、決して穏やかなものではありませんでした。じりじりと肌が焼けていく感じ。けれどもここの植物たちが普段浴びているその光と同じものを肌で感じることができ、花たちと一緒になれたようで、不思議な高揚感さえ湧き上がってきます。そうしてレディスマントルと波長を合わせて共に過ごす時間の中で、あるメッセージが浮かんできました。

  ひとつの根元から生まれた星の子供達
  その子供達の涙を優しく受け止め
  その滴をまた
  豊かな大地へと還していきます

「レディのマント」と称されるその緩やかに波打つ葉には、毎朝朝露が溜まっていました。正直を言うと、私はあまりレディスマントルに対して興味がなかったのです。けれども、私たちが毎朝集うその場で、その植物はひっそりと傍に佇み、私たちと共にその時間を過ごしていたのでした。私たちが学び、癒され、喜びに溢れるその時間を。

FESではレディスマントルのエッセンスを「植物やその他の自然界の物質に携わる人、ヒーラーの為のエッセンス」と表現しています。

セミナーの最後にレディスマントルと過ごしたことは、私がその地に足を運んだ意味をじっくりと自分の中に降ろしていく、そんな時間でもあったように感じています。
by sweetflowers | 2007-11-23 16:50 | インテンシィブセミナー
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