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ゾクゾクとワクワク

私が子供の頃に大好きだった本に「おしいれの中のみこたん」という本があります。もう本当に好きで何度も読み返し、最後には綴じがとれてしまった位、何度も読み返していたのです。

ある日、主人公のみこたんが飼い猫を追って押入れへ入ると、暗闇の中に置いてあったぬいぐるみたちが動き出します。そして、押入れだったはずのそこには広い野原が広がっていた、というところから物語は始まります。

この押入れという暗くて狭いところに入り込むというゾクゾク感が、怖いのだけれど、でも先を読まずにはいられなくてワクワクする。そんな感じだったことをとても覚えています。

何故こんなことを思い出したのかというと、「児童文学って大人が読むと結構怖かったりするよね」と言った話から「子供って、怖い話結構好きだよね」となり、怖い話といえば、で何年か振りにこの「みこたん」が私の中に甦って来たのでした。(また絵の感じがね、結構不気味だったりするんですよ)

子供の頃は、ゾクゾクしたりヒヤヒヤしたり、それからちょっと怖かったり、っていった感覚。その感覚にはいつも「楽しい」がセットになっていたように思います。けれども、いつの間にか「ゾクゾク」「ヒヤヒヤ」は怖いだけのものになって、「ゾクゾク」「ヒヤヒヤ」するチャレンジは、楽しいことではなくなっていってしまったように感じます。

でも、周りを見回した時に、「ゾクゾク」と「楽しい」が一緒になっている人は、とても軽やかにチャレンジしてるなと思い、ああ、感覚に良いも悪いもないんだな、なんてことを思ったりもしたのでした。

さて、メタ・フローラのレベル2は肉体をテーマとしたレベルです。このレベルでは力や勇気を体感し、また肉体を持つ事でできることをこの世界で体感していくことを教えてくれます。

「何かにぶつかって初めて自分とは何かを知ることができる。だからこそ地球は喜びに満ちた場所」だとインテンシィブ・セミナーの際にパトリシアは語っていました。

今、自分がこの肉体で「ここ」に存在しているということ。そしてその肉体を使って色々な感覚を味わっていくこと。その中でひとつひとつ自分の多彩な一面を発見し、楽しんでいく。それが、肉体が私達に与えてくれるプレゼント、と言えるのかもしれません。

そんな訳で、久し振りに「みこたん」を読みたくなってきました。
by sweetflowers | 2008-02-11 21:50 | フラワーエッセンス
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