見えない星が作り上げるもの

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プラネタリウムクリエーターの大平貴之さんは、高校生の時にオーストラリアの夜空に輝く天の川に感動し、「なぜプラネタリウムはこの天の川を再現できないのだろう?」と疑問を抱いたのをきっかけで、プラネタリウム作成の道を歩み始めたのだそうです。

肉眼で見える星は数千個。プラネタリウムで映し出される星の数もその程度で十分だと考えられていた中、人の目には漆黒と映るところにも星は存在しており、その星までも映し出せば本当の星空に近づけるのではないか。そう考え作り出された大平さんのプラネタリウムでは、今や560万個もの星を描いているのだそうです。

この話を目にした時、私は人生も同じだと感じました。私たちが星だと感じる光り輝く部分。鬱々とした気持ちで過ごす漆黒の部分。けれども人生はそれだけではなく、それとは気がつかないだけで漆黒の部分で微かに光を放つものが確かに存在し、そして人生の大部分は実はそういったもので形作られているのではないかと感じたのです。

見たくない過去を避けようとせず、自分の影の部分を見つめていく時に使うフラワーエッセンスに「ブラックアイドスーザン」があります。和名で「オオハンゴウソウ」というこの花は、日差しが強くなるこの季節に、よく見かけるようになります。

この花をじっと見ていると、黒と黄色のコントラストに目が行ってしまいますが、じっと近づいてみると、まんなかの飛び出た部分の周りに、小さな黄色い部分があることに気がつきます。暗闇から光へと移るとき。それは見た目には突然の変化のように感じられることもあるかもしれません。けれども実はどうしようもないものを抱えながら必死に過ごす時間の中で、微かな光を少しずつ自分の中に集めていき、それがある日大きく花開くものなのかもしれません。

星空を見上げた時に見える星と漆黒の空。その漆黒の中に人の目では捉える事ができない星がいったいどれだけあるのだろう?つい目を引いてしまう出来事だけを捉えて良い悪いと感じてしまったりしますが、普段気付くこともなくやり過ごしている物事のほうがはるかに膨大で、そういった出来事で人生の色は決まっていくのかもしれません。
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by sweetflowers | 2008-07-13 22:40 | フラワーエッセンス | Trackback | Comments(0)
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