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感情を表現する

 昨日は久しぶりに声楽のレッスンに行きました。
 先月は先生が仕事でウィーンに行っていた為、ずっとお休みだったのです。

 最初に久しぶりに発声練習をしてみると、「郁子さん、ちょっと横になってもらえる?」と言われて、なんと!首から肩にかけて先生にほぐされながらの発声練習となったのです。
 「声帯は筋肉なんです。特に首の付け根が凝ってると、詰まってるって私たちは言うんですけど、声が出ないんです。寝ている状態は体に力が入っていない状態ですからね。体のどこかに力が入ってると、気持ち良く声は出ないんです」とのこと。
 確かにその通りで、ほぐしてもらうと、あら不思議。喉に詰まることなくスムーズに声が出て行くのです。
 更に先生が足の筋肉を緩めてみると、これまた高めの音もすんなりと出て行く。
 「面白いですねぇ。郁子さんは足の力が抜けると出やすいみたいですね。普段立ってる時、力いれて立ってませんか?」

 仰る通りでございます。先生。
 O脚気味なのを気にして、もう癖になっておりました。

 「やっぱりねぇ。唄を歌うときはお行儀悪くなって下さい。足の力を抜いて、体中の余分な力を抜いて唄うのが一番いい体勢なんです。声にいい悪いは無いんです。自分と言うたった一つの楽器を使って、気持ち良く唄って欲しいんです」

 レッスン中、何度も何度も先生は仰います。
 気持ち良く唄うこと。力を抜いて自分の感情を素直に表現すること。
 先生のレッスンを受けた帰りには、いつも気分が軽くなる。

 「向こうで一緒に仕事した仲間とも話していたんです。自分の感情を普段の生活の中でそのまま表現していくことはとても難しい。でも、その感情を素直に表現していく為に芸術は生まれたんじゃないかって。感情を表現しているように見える彼らでさえ、そう感じているのねぇ」

 感情を表現するって、自分をとっても信頼することが必要だなって、最近感じています。
 「この感情を表現しても、自分は大丈夫」そんな安心感が根底に無いと、必要以上に抑えてしまったり、恥ずかしく感じたりしてしまうのだと思います。

 恥ずかしいと感じる心の為に、「ピンクモンキーフラワー」というフラワーエッセンスがあります。この花の写真を見るたび、「あっかんべー」と舌を出しているように見えて、変な花、と思っていました。
 自分の感情を表現した時に、周囲から受け入れてもらえなかったり、うまくその感情の伝えようとしていることを伝えきれなかったかもしれない。そうしていくうちに自分の感情に信頼がもてなくなってきているのかも?
 でも、受け入れられなくても「あっかんべー」と舌を出して、自分の本当に感じていることを大切に育んでいけたら、もっと素直に唄えるようになるかしら?

 そんなことを感じた昨日のレッスンでした。
by sweetflowers | 2005-04-04 20:21 | フラワーエッセンス
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